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2025.07.02 技術部情報 中の人の日常 NEW

【MiraiNet】CursorでMCP機能を使ってみよう! – 初心者エンジニアのための導入ガイド/あるいは生成AIの使いどころ

はじめに



皆様ご無沙汰しております。技術部運用チームの水谷です。
時代は生成AI真っ盛りですね。私も(個人的に)生成AI、とくにテキスト系の生成については注目しています。
できるだけ楽したいですしね。

最近、“MCP”(Model Context Protocol) という単語を、生成AIの分野でよく耳にするようになりました。

MCP(Model Context Protocol)とは、生成AIやAIアシスタントが外部のデータやツールと安全かつ柔軟に連携するための標準的なプロトコルです。
従来のAIは、与えられたテキスト情報(プロンプト)だけで応答していましたが、MCPを利用することで、AIがローカルファイルや外部サービスにアクセスし、より実用的で高度なサポートを提供できるようになります。
たとえば、プログラムのソースコードやドキュメントを直接参照したり、ファイルの作成・編集などの操作をAI経由で行うことが可能になります。MCPは、AIの活用範囲を大きく広げる技術として、今後ますます注目される存在です。

※詳しくは以下のドキュメントをご参照ください。
Introduction – Model Context Protocol

例えばAIと相性のいいテキストエディタ、CursorのMCP(Model Context Protocol)機能を使うと、AIエージェントがローカルの(自分のPCの)ファイルシステムにアクセスできるようになります。
例えばファイルを読み取り分析をする、分析した結果を出力しPCに保存といったことができるようになり、生成AIの強力なサポートを受けることができるようになります。

この記事では、Cursorに対してMCP機能を利用可能とする方法を初心者エンジニアの方向けにステップバイステップで解説しようと思います。

前提条件



– Windows環境であること
– 「Cursor」がインストール済みであること

1. 環境構築




1.1. Node.js環境の準備

まずは、Node.jsを管理するためのnvm-windowsをインストールします。

1. Microsoft公式ガイドに従って、nvm-windowsをインストール
2. インストール後、npmも自動的に利用可能になります

1.2. Node.jsのインストール

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します:

    bash
    nvm install -g 20.10.0


このコマンドで、Node.js version 20.10.0がインストールされます。

1.3. MCPサーバのインストール

今回は、ファイルシステムにアクセスするためのMCPサーバをインストールします:

    bash
    npm install -g @modelcontextprotocol/server-filesystem


2. Cursorの設定




2.1. MCP設定の追加

1. Cursorを開き、「Settings」(設定)を開きます
2. 左メニューから「MCP」を選択
3. 「Add new global MCP server」をクリック
4. 以下のJSONを入力します:
※今回はデスクトップとマイドキュメント配下をAIから操作可能なようにします。

    json
    {
      “mcpServers”: {
        “filesystem”: {
          “command”: “cmd /k npx”,
          “args”: [
            “-y”,
            “@modelcontextprotocol/server-filesystem”,
            “C:Users{ユーザー名}Desktop”,
            “C:Users{ユーザー名}Documents”
          ]
        }
      }
    }



※ {ユーザー名}は、Windowsのユーザー名に置き換えてください。

2.2. アクセス許可の設定

MCPがファイルにアクセスできるように、許可設定を行います:

1. Cursorの設定から「User Settings」(ユーザー設定)を開く
2. 「Profile」(プロファイル)を選択
3. 「Folders and Workspaces」(フォルダとワークスペース)セクションで「Add Folder」(フォルダの追加)をクリック
4. 2.1で設定したディレクトリ(DesktopとDocuments)を追加

3. 動作確認



設定が完了したら、以下の方法で動作確認ができます:

1. Cursorで新しいプロジェクトを開く
2. AIアシスタントに対して、ファイルの作成や編集を依頼する
3. AIアシスタントがローカルファイルシステムにアクセスできることを確認


おわりに



これで、CursorのMCP機能を使用する準備が整いました!AIエージェントとPCのファイルシステムが接続され、効率的な作業が可能になります。


参考リンク



Windows環境でのNode.js設定(Microsoft公式)
Cursor公式ドキュメント



解題



はい。実は上記の記事自体が生成AIを利用して書かれたものです。
私が検証時に残した以下のようなメモを元に、「技術ブログの筆致で書いて」と指示して作成してもらいました。
※もちろん、内容自体は裏どりをしていますよ?

ちなみに、元になった「メモ」とは以下のようなものでした。

1.MCP-Server準備




1.1. nvm-windows、および npm をインストールする

ネイティブ Windows で Node.js を設定する | Microsoft Learn

1.2. Node.jsのインストール

    nvm install -g 20.10.0


1.3. 利用するMCPサーバをインストール

    npm install -g @modelcontextprotocol/server-filesystem


2. Cursor側設定




2.1. jsonを作成

– Cursor Setteing>MCP>Add new global MCP server

    json
    {
      “mcpServers”: {
        “filesystem”: {
          “command”: “cmd /k npx”,
          “args”: [
            “-y”,
            “@modelcontextprotocol/server-filesystem”,
            “C:Users{Username}Desktop”,
            “C:Users{Username}Documents”
          ]
        }
      }
    }


2.2. アクセス許可

– ユーザ設定>プロファイル
– フォルダとワークスペース>フォルダの追加
– jsonに記述したディレクトリを追加

3. 使ってみる



……というわけでMarkdownで大まかに書けば、それなりの文章が生まれてしまいます。すごい時代ですね。
ちなみにこの原稿もCursorでAIの支援を受けながら書いています。もう私みたいな人間はいらないんじゃないかな。。。