社員ブログ

2025.05.13 中の人の日常 NEW

【MiraiNet】寝台夜行列車に乗ってきました

久々のブログです。管理部の大橋です。

先日、家族3人で寝台夜行列車を利用して旅をしました。
私(女)と息子(高校生)は鉄道オタクです。夫はオタクではなく夜行も寝台列車も初体験です。

JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」という寝台・個室を持つ臨時特急がありまして
のぼり・くだりともに週1~2回運行されており
運行区間・行き先は数か月ごとに変わり、今年の3月~5月は京都~出雲市間となっています。

東京~出雲市間・高松間を走る寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」は割と有名ですが
このWEST EXPRESS銀河は運行日数が少ないためか、サンライズほどは知られておらず
予約も非常に取りにくいですが、
今回JR西日本の予約サイトを覗いていて偶然団体客?の空きを発見し、運よく予約できました。
競争率の高い個室ではなく、クシェット席(寝台)です。

銀河には他にリクライニング席や各種個室があります。
なかでもクシェット席とリクライニング席は格安でして
目的地までの運賃+指定席特急券程度で乗ることができます。

個室は運賃・特急料金に加え別途グリーン料金が取られます。
(お風呂はありませんが、寝ている間に目的地まで行けると思えば安い気がします)

出発は京都駅、夜9時ごろです。
岐阜から京都までは普通列車(新快速)で向かいます。
車内に自販機等はありませんので、京都駅近くのイオンでお茶やお弁当・お菓子を購入し、夜9時過ぎいよいよ京都駅から乗り込みます。
(我が家はイオンが大好き)

車内はこんな感じ。豪華客船のようなフリースペースがあり、車内には、目的地までの沿線の民芸品などが展示されています。
このフリースペースは早い者勝ちですので気合とテクニックが必要です。我が家はもちろんゲットしました。

しばらくこの席に座り特別感でワクワクしていましたが、さすがに深夜1時を過ぎると疲れも出て来て眠くなります。
車内全体的に暗くなり、車内放送もなくなるため、そろそろ洗面台で顔を洗って歯磨きをし、予約したクシェット席(寝台)に移動です。

こちらのクシェット席、1区画に上下2つずつ寝台がありまして体を横にして寝ることができます。
それぞれブランケットと枕カバーは用意されています(ですが枕本体はありません)。
寝台の床は割とふかふかしたマットレスで、寝ていても痛くありません。
また寝台1つに電源コンセントが用意され、ライトもあります。ほかの方の迷惑にならないように、深夜でなければ本を読むことも可能。
ただしカーテンはほぼないと言ってもいい状態で、プライバシーはありません。

今回運悪く同じ区画の女性のいびきが夫よりひどい音量で、私は2時間程度しか眠れませんでした。
耳栓をしていても無駄なほどの爆音でしたので、過敏な方はノイズキャンセリングイヤホンを持っていくと良いでしょう。

この列車では、途中、いくつかの駅に停車し、「おもてなし」をうけることができます。
私が行った日は、眠れない夜が明けたころ、鳥取県生山駅にて特産ジュースやあったかいスープの販売、
島根県安来駅では生の安来節(どじょうすくい)を生披露していただけたり

島根県の松江駅で武将のコスプレの方におもてなしをされました。
運が良い日は限定のノベルティをゲットすることもできるようです。
そして今回の最終目的地出雲に向かい、朝9時ごろに出雲に到着、長いようで短かった寝台特急の旅もおしまいです。

出雲では3人で出雲大社や出雲歴史博物館などに行きました。
鉄オタでない夫にとってはこれからが旅の本番ですので、元気にいなさの浜まで足を延ばしていましたが
私にとってこの旅のメインは鉄道ですので、それが終わった後となっては消化試合でしかなく、
迷惑いびきのせいで眠れなかったこともあり、ヘロヘロな一日になりました。
息子は体力お化けの高校生男子ですので、夫とともに元気に観光していました。

出雲からの帰りは同じ特急銀河ののぼりのチケットが取れなかったため、JR普通列車と高速バスを乗り継いでの帰路になります。
ですが、松江市の温泉に泊まったり、鳥取砂丘に立ち寄ったり、人生初の三列シートの高速バスにも乗車して、疲れましたが大変楽しかったです。
松江の温泉は料理がおいしく泉質も良かったのでまた伺いたいです。人生初の鳥取砂丘にも感動しました。(本当にラクダがいた!)

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我が家はこういう無理やりな鉄道旅を数回経験していますがどれも良い思い出になっています。
(ちなみに昨年はサンライズ出雲(安いのびのび座席利用)に乗車しましたが、広くて豪華な車内と各自のコンセントがある銀河のほうがよかったです。)

正直、鉄道オタクでない人にとっては、普通に新幹線か飛行機のほうが早くコスパが良いはずなのですが
こういう寝台特急はなかなか乗ることがないと思うので、何か珍しことがしたい方、強烈な思い出が欲しい方、
鉄分多めファミリーの方、興味がある方はぜひチケット争奪戦に参加してみてください。
(銀河には女性専用のリクライニング席・更衣室・トイレもありますから、女子一人旅も可能ですよ!)

わたしは、次回は鉄道+フェリーで旅をしてみたら楽しいかなあといろいろ企んでいます。